埼玉の水辺を歩く(9)別所沼公園2021年10月23日 16:27

寒い季節と、暑い季節、あたりの印象がとても変わる。
 別所沼は、埼京線の中浦和駅からだと歩いて5分くらい。武蔵浦和から桜並木を歩いていくのも、ちょうどいいくらいの散歩になる。桜並木が終わって、陸橋を向こう側にわたると、もうそこが別所沼公園だ。
 沼は、メタセコイアなどまっすぐな背の高い木に囲まれ、それがヨーロッパ北部のような雰囲気を醸し出している。樹々は、水面に映って静かに揺れている。まわりの散歩道をゆっくり歩けば15分くらいで1周できる。でも、もったいないので途中のベンチに座って、魔法瓶からお茶を飲む。

埼玉の水辺を歩く(8)さくらそう水門2021年10月17日 15:52

一番上には展望室もあるらしい。
 彩湖(荒川第一調節池)の湖畔は、バーベキューをやる人たちやジョギングする人々、それに自転車がたくさん行き交う。おちおち散歩もしていられない。
 騒々しい側を避けるため湖上の橋を渡って向こう岸に出る。湖畔に沿って歩き、武蔵野線をくぐると鴨川に出る。
 すぐに巨大なさくらそう水門が見えてくる。前にも通りかかったことがあるけれど、その姿には圧倒される。水色の水門囲む建物は近未来を思わせる形状。辺りの自然な風景の中で、静かに自己主張している。

埼玉の水辺を歩く(7)与野公園の池2021年10月09日 16:50

「池の浮島に社」よくあるよね。
 与野本町の駅からちょっと歩くと与野公園。
 ここにも池がある。
 噴水もあれば、与野弁財天が祀られている小さな島もある。水がこんこんと湧き出ている場所もある。
 小さな赤い橋を渡った先が弁財天の小さな社。小さな鳥居をくぐって、ちょっとお参りした。最後に「開運橋」を渡って帰る。

埼玉の水辺を歩く(6)越谷久伊豆神社の池2021年10月03日 15:37

今度は藤が咲いている季節に行こう。
 長い参道を抜けて、境内に入ると左手に池がある。
 池の正面には藤棚。手すりのついた板張りのデッキが、池の中に張り出している。池の周りも散歩できるように道が作ってあるので、間近に亀や鯉を見て歩ける。なんでもない池なのに、なんだかゆったりした時間が気持ちいい。
 池を見下ろす場所にあずま屋がある。丸太を切った椅子に座って一休み。お茶を飲みながらお菓子など食べると、「このくらいの楽しみでいいんだよな」と思う。

埼玉の水辺を歩く(4)大相模調節池・南池2021年09月04日 17:37

南池は足元まで水が来ている。
 越谷レイクタウン駅の南側に降りると、北側の調節池から延びる運河が続いている。両側にきちんと遊歩道も整備されていてベンチもある。こちら側は人通りも少ないので、ベンチに座ってお昼を取ることが多い。
 運河の水位はいつも結構高くて、その表面を、何の魚だろうか、ぴょんぴょん跳んだりしている。
 しばらく歩いて川沿いに右に曲がると、目の前が一気に開ける。ここが南池。向こう岸に団地が建ち並んでいるほかは、空が高く広がっている。水と空、調節池の風景で気持ちがいいのは、この二つがあるからだ。
 今日も、この先にあるトマト園芸に寄ってから帰ろう。

埼玉の水辺を歩く(2)芝川第一調節池2021年08月22日 15:25

2回目に行ったとき、まわりを一周した。
 わたしの「埼玉の水辺めぐり」はここから始めたい。
 東浦和駅を降りて、見沼用水に沿って歩いていくと、芝川に突き当たる。芝川は荒川の支流で、結構な川幅もあり、ゆったり流れている。
 今度は芝川に沿った道を上流に向かっていくと、道の先が見えないところに出てしまった。鉄橋の下あたりまで行ってみると、向こうに道が続いているようだ。両側は背の高い草で覆われ、よく見えないが、その間を細い道が続いている。
 歩いていくと水門が見えてきて、さらに進むと、いきなり目の前が開け、巨大な池が出現した。
 こんなところに、こんなものがあるんだ!
 この大きな空間に、ひとっ子一人いない。いや、遥か向こうの池の端で、釣りをしている人が一人いる。それだけ。
 土手の上を、あっちにこっちに移動しながら、水と空を見ていた。
 これが調節池との出会いだった。ここからしばらく、調節池を巡ることとなる。