坂本に行く11~河井寛次郎記念館に寄る2023年10月28日 17:11

2階には寛次郎の作業机もあった。座ってみたけれど、ご利益あるかな。
 3日目。帰りの新幹線に乗る前に、清水五条の河井寛次郎記念館に寄る。
 十数年前、初めて訪ねたときの印象がとてもよかったから。朝早いうちに行ったつもりだが、すでに外国人観光客が何人か来ていた。
 2階に上がると、窓辺で猫が寝ている。やわらかい日が畳の上に射して、日本家屋の良さを感じる。ここは寛次郎の家族の方が運営しているらしいが、単に京の民家を見せるだけでなく、そこでの生活も見せてくれているような気がする。
 靴を履いて出ようとしたら、向こうから白人観光客の一団が入れ違いに入ってきた。初めて来たときは、一人の外国人も見なかったのに、これも時代の流れなのだろう。

坂本に行く10~大津坂本食堂でお昼2023年10月28日 17:15

これで計760円。
 坂本の町まで下りてきたので、昨日も行った大津坂本食堂で昼食にする。ここはチェーン店のようだが、昔ながらの定食屋さんだ。おかずの小皿を選んで取っていき、ご飯と汁を最後に加える。ご飯は、普通のご飯ときのこご飯があったので、きのこご飯を注文。汁はみそ汁のほか、豚汁もある。値段もリーズナブル。
 ほっとした気持ちで、たくさん食べてしまった。

坂本に行く9~本坂を下る2023年10月28日 17:19

約3キロということだが、1時間半かかった。
 教えてもらった道を降り始める。最初のところは舗装されているが、すごい急勾配。
 舗装された箇所はほんのわずかだったが、その後は石がごろごろしている山道の急勾配がずっと続く。平らな所に出たら休みたいと思うのだが、平らな場所がない。「熊に注意」の看板を見ると、今にもそこら辺からのそっと出てくるような感じさえする。
 日吉大社の建物が見えてきたときは、正直ほっとした。
 約1時間半の下山の間、登ってきた人は4人。後ろから下山してきた人には会わなかった。

坂本に行く8~まずは延暦寺を目指して2023年10月28日 17:20

通過するだけでも、参拝料1,000円をとられる。
 2日目は今回のメインイベント、比叡山を歩いて下山に挑戦する。
 京都の出町柳から叡山電鉄で八瀬比叡山口まで。ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで比叡山頂駅まで行く。下山予定の道は坂本側に続いているので、まずは延暦寺まで行かなければならない。30分くらい歩いて根本中堂の辺りまでやってくる。根本中堂は今改修中らしく、すべてが金属のようなものに覆われている。わたしは今回寄る予定はないけれど、あれではとても見る気にならない。
 延暦寺会館の受付の人に、坂本への下山の道を聞いた。
 「けっこう大変ですよ」

坂本に行く7~西教寺に向かう2023年10月28日 17:23

明智光秀一族のお墓があるお寺として有名だそうだ。
 日吉大社を出て北に向かい西教寺を目指す。ゆるやかな上り坂を行っても行っても見えてこない。結構遠かった。
 中に入ってみると、建物も多く敷地も外側からは想像できないほど広い。全部見て回るには結構時間がかかるだろう。ただ、新幹線に乗ってきて、着いたらすぐ坂本に来て、あっちに寄ったりこっちに寄ったりしてきたので、もうエネルギーがない。本堂だけまわって、帰ることにした。
 ちゃんとお庭もきれいで本堂も立派だったが、なんとなく暗いイメージだったのは、夕方来てしまったからだろうか。裏手は比叡山の山が迫ってきているので、そういう重苦しさも感じるのかもしれない。これで1日目は終わり。

坂本に行く6~あらゆるところに水が流れている2023年10月28日 17:27

こうした流れが無数に分岐している。
 見るものもたくさんある。周囲も自然も満喫できる。敷地もこんなに広い。なのに、参拝客はまばら。もちろん、わたしにとっては、ありがたいことだけど。
 いくつもいくつもある社の周りにはすべて、山から流れてくる水を流す溝が作られている。その流れに沿って、山道を下った。